『デイ・トリッパー』(DAY TRIPPER) ラムゼイ・ルイス

BGM,ジャズ・ラウンジ

こんにちは、レルですワン。

ここのところ、昔聴いていたラジオ番組のお話が続いていますワン🐕

今回も引き続き、ラジオのお話にお付き合い よろしくお願いしますワン。

『つかしんミュージックウェーブ ワールドネットワーク』

そのラジオについて簡単に説明しますと

『つかしんミュージックウェーブ』という番組でして

ラジオ関西で1987年から1989年にかけて、

毎週月曜日~金曜日の24時から25時に放送していました。

毎日異なるDJによる、日替わりでテーマの違うプログラムを放送しており、

レルはその中でも、ワールドミュージックを、取り上げる曜日が好きで、

何曜日かは失念してしまったのですが、『ワールドネットワーク』と言うタイトルで

放送していたのを、毎週楽しみに聴いていました。

カバー

ある時、ビートルズのカバー特集という内容で放送した回がありました。

レルは、もともと小学生の頃から、ビートルズが好きなので、

ビートルズといえば、ビートルズ自身しかありえないと、思っていたので

他のアーティストがカバーするという概念は、持っていなかったのです。

中学生の頃で、恐らく1986年頃に時々聞いていた、別のラジオ番組があったのですが

そこでも、ビートルズのカバー特集をやっていて、その時たまたま聴いた数曲位しか

カバーは知りませんでした。

そこでは、「ジョー・コッカー」や「チープ・トリック」、「フォーモースト」といった

アーティストのカバーが取り上げられていました。

「ジョー・コッカー」からは『カム・トゥゲザー』が

「チープ・トリック」からは『デイ・トリッパー』が

「フォーモースト」からは『ヒヤ・ゼア・アンド・エブリホエア』が

それぞれ紹介されていました。

その時かかった曲を聴いた時、

ビートルズ以外のアーティストが、

ビートルズの曲を演奏するというのは

とても不思議な感覚でした。

ビートルズは、オリジナルしか知らなかったレルですが、

こういった世界も面白いもんだと感じましたワン🐕

そして、高校生になって

『つかしんミュージックウェーブ』を聴く様になり、

今回のお話に繋がるのです。

話は冒頭のカバー特集に戻りまして、

その日の放送では、色々なアーティストが紹介されました。

『つかしんミュージックウェーブ』ということで

メジャーからマイナーに至るまで、様々な選曲がなされていました。

マニアックな曲としては、

南アフリカのバンドの「アサガイ」の

『ヘイ・ジュード』が、かかったりしていました。

流石は『つかしんミュージックウェーブ』だけあり

痒い所に手が届くチョイスでしたワン🐕

『ラムゼイ・ルイス・トリオ』

そんな中一番興味を持ったアーティストは

「ラムゼイ・ルイス・トリオ」でした。

初めて聴くアーティストでしたが、

曲を聴いた瞬間に、レルの心を突き動かされるとは

思いもよらなかったのです。

上述の「チープ・トリック」も同じく『デイ・トリッパー』を

カバーしていましたが、こちらは、ロックというカテゴリー中で

アレンジをしていました。

ところが、「ラム・ゼイ・ルイス・トリオ」の方はロックではなかったのです。

当時のレルは「ラム・ゼイ・ルイス・トリオ」については

全く知識を持ち合わせていなかったので、

何の先入観もなく挑む事がでしました。

曲が始まりますと

ます、手拍子と打楽器で幕を開け、

小気味良いリズムに、自然と身体が脈打ちしました。

続いて、トランペットのお洒落なアレンジ、

お馴染みのイントロはベースでした。

ビートルスではギターなのに

ここの部分のベースラインは低音を効かせていて

想定外の演出に、心臓の鼓動とベース音がシンクロする思いでした。

続く、トランぺットのシャープな音で勢いをつけて

メロディーに突入したのですが、

主旋律はピアノだったのですワン。

これには衝撃を受けました。

デイ・トリッパーをピアノで演奏するなんて

これまで考えの及ばなかった事なので、

ラムゼイルイスが鍵盤を弾いた瞬間、

体に電流が走りましたワン🐕

これは、レルが初めて受けたジャズの洗礼でしたワン🐕

そして、ピアノとトランペットの掛け合いが

身震いするほど、小洒落ていて、

聞いていて勝手に顔が、綻びましたワン🐕

そして、ピアノとトランペットが2層に絡み合い、

螺旋を織り成していく様でした。

また、間奏のピアノアドリブの冴えが

曲に一層深みを与え、

重厚なサウンドを構築したのです。

曲全体として、とても新鮮に感じられました。

それは‟ロック”が、見事なカッコいい‟ジャズ”に、変身していたからなのですワン🐕。

当時のレルはジャズには殆ど接点がなかったのですが

この曲は素直にカッコイイと思いましたし、

ジャズってこんなにカッコイイのかとドキドキしました。

意表を突かれたと言うか、正に目から鱗の出来事でした。

レルは「デイ・トリッパー」はビートルズの曲なので‟ロック”である

という概念に縛られていましたが、

ビートルズだからと言って、別にロックでなくても良いのだワン🐕

しかし、「ラムゼイ・ルイス・トリオ」のカバーに出会う迄は、

そんな考えは思いもよらない事でした。

なので、レルと「ラムゼイ・ルイストリオ」との出会いは

レルとジャズの架け橋的役割を果たしてくれたといえるのです。

そして、レルに「ラムゼイ・ルイス・トリオ」を引き合わせてくれた

『つかしんミュージックウェーブ』には今だに感謝し続けているのですワン🐕

何故ならば、

レルに「ジャズ」という新しい扉を開かせてくれたからなのですワン🐕

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Posted by tonosamabatta