ウィンディー(Windy)ジ・アソシエイション(The Association)ソノシートへの道
こんにちは、レルです。
みなさんは、幼い頃に聴いた曲が、
頭にこびりついて離れない、といった経験はないですか?
レルには、小さい頃から
ずっと頭の中で鳴り続けている曲がありますワン。
今回は、そんな曲と巡り合う物語だワン🐕
ソノシート
みなさんは、自分でレコードを最初に買ったのは、いつですか?
レルが、初めてレコードを買ったのは
小学校6年生の時ですワン。
その時、
お古になったレコードプレイヤーを
レル母から譲り受けたので、
レル専用として使って
自分で買ったレコードを聴いていたワン。
そのうち、自分の持っているレコードに
飽き足らず、他に聴くものはないかと、
レル母のレコードを見ていると、
レルが幼稚園の時に買ってもらった
『ひらけポンキッキ』のレコードが一緒に
保管されいたワン。
あと、見覚えのない、赤くて透明で、
ペラペラの
レコードも一緒にあったのでした。
『なんだ、これは?』
『そういえば、小さい頃は、雑誌の付録で
よくこんなレコードが付いていたなぁ。』
『あ、そうだ、これは、ソノシートか⁈』と
久しぶりソノシートを思い出しました。
それは、レルが幼稚園の時に買ってもらった、
幼児雑誌の『めばえ』の付録で付いていた、
ソノシートだったのです。
※『ソノシート』とは、塩化ビニールなどで作られた 薄手のやわらかいレコードのことです↓
1960年代の音楽雑誌や、1970~80年代の子供向け雑誌などの付録として広く使用されていましたワン🐕
表面には、『ママとあそぼう!ピンポンパン』の表記が。
『ピンポンパン』のソノシート?
一体どんなものだろうか?
※『ママとあそぼう!ピンポンパン』とは
1966年10月3日~1982年3月31日までフジテレビで
放送されていた子供向けの番組で、
レルもよく観ていたワン🐕
レルは、当時のことを,忘れていました。
そこで、
早速、ソノシートを聴くことにしました。
ソノシートに針を落とすと…
何だか、スピード感溢れる音楽が…
そして、あっと言う間にレルの横を
通り過ぎて行きました。
『何だ、この曲は?』
たかだか、ピンポンパンのソノシート用に
作られたBGMなんだろう位にしか
思っていませんでした。
がしかし、この曲結構気に入ってしまい、
事あるごとに、このソノシートを
聴いていたのです。
この最初に流れるBGM目当てに。
そのからというもの、何もなくても
この曲を口ずさんだり、勝手に頭の中で流れたりしました。
ピンポンパンのソノシート用の曲ってあなどりながらも、
この曲に惹かれてしまう自分って幼稚なのか?と戸惑いつつ、
かなりこの曲を気に入っていたみたいです。
その後、レル家では、引っ越しがあり
悲しくもそのレコードプレイヤーは
引っ越しに伴い、処分されてしまいました。
そして
荷物の整理のどさくさに紛れて、
ソノシートも、何処へいってしまったのか
分からなくなりました。
それでも、いつでも、どこでも、
レルはその曲を口ずさみましたし、
頭の中でも、鳴り響いていました。
※因みに、このソノシートの内容は、
オープニングに上述の曲が流れた後に
当時ピンポンパンに出演していた、
お姉さんと男性が、
雪だるまと正月にちなんだお話しをして
最後に「お正月」を歌って終わる
というものでしたワン🐕
雑貨店での再会
それから、長い月日が過ぎます。
レルはもう社会人になっていました。
ある時、
神戸三宮のトアロードの雑貨店に行きました。
店内に入ると、なんと、
”あの曲”が流れていました。
レルのソノシートで聴いた記憶とは、
かなりアレンジが違ってましたけれど
あのメロディーに違いありません。
しかし、店内に足を踏み込むや否や、
曲がフェイドアウトしていったので、
どうすることも出来ませんでした。
レルの得意の
お店の人に聞く事も叶いませんでした。
(お店でCDをかけているならともかく、
どうやら、ラジオから流れていた様です。)
でも、”あの曲”に元ネタがあり
それがどうも、洋楽の様でした。
レルが知っているヴァージョンはインストでしたが、
雑貨店で流れていたのには、ヴォーカルがついてました。
ピンポンパンのソノシート用に作られた
BGMだとばかり思っていた曲に
ちゃんと元ネタがあったなんて、すごい発見でした。
その日は、三宮に買物に来た筈なのに、
”あの曲”の原曲に出会った事が、その日一番の収穫でした。
曲名も、アーティストも知ることは、出来ませんでしたが、
いずれ、出会う事が出来るだろうと
何だか楽しみになりました。
邂逅
それから数年後、
レルはソフトロックというジャンルを
勉強しようとして、
色々なアーチストの曲を聴いていました。
その時
アソシエイションと言うグループと出会います。
「一体どんな曲を歌たっているグループなんだろう?」と気になり
ベスト盤のアルバムをかけました。
すると、
あの忘れもしないイントロが、聴こえてきました。
『これは、ピンポンパンのソノシートの曲だ…』と
驚きと、嬉しさで胸が躍り出しました。
それこそは
『ウィンディー』という曲だったのです。
↑イントロのベースパートのアップがカッコイイですワン🐕
この曲の
イントロ部分をアレンジしたものが
『ピンポンパン』のソノシートのオープニングに
使用されていたのでした。
曲の構成としては、
『ウィンディー』のイントロをアレンジしたものを利用し、
その後は独自に作ったメロディーを付け足して
そのままエンディングになるという短いBGMでした。
しかし、ソフトロックの名曲を
子供番組のソノシートのBGMにアレンジするなんて
当時の作り手のセンスの良さに脱帽だワン🐕
子供番組のソノシートのBGMと思いながらも
ずっと心のどこかで引っ掛っていたこの曲。
それもその筈、
元ネタはアメリカのビルボードチャート1位に
ランキングする程の曲ですもの、
「成る程ね。」と納得しまったワン🐕
こうして、オリジナル曲に出会う事が出来たレル。
子供の頃に聴いた、ソノシートのBGMが
アソシエイションの名曲に繋がっているとは
運命を感じさせずにはいられないですワン🐕
今では、
『Windy』を聴くと
当時の記憶を呼び覚ますと共に
あの失われた『ピンポンパン』のソノシートのBGMが
レルの身体を通り抜け
懐かしい気分に浸れるのです。
アソシエイションについてはこちらの記事も参考にしてほしいワン。他にも素敵な曲がたくさん聴けるワン🐕
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