はかない恋(L’anamour)セルジュ・ゲンズブール(Serge Gainsbourg)再びパリの寒空の下より

BGM,フレンチポップ

こんにちは、レルだワン🐕

過去の記憶が名曲との出会いをもたらす。

みなんさんは、そんな経験がないですか?

今回は、レルの衝撃の出会いを、呼び覚ますお話しだワン🐕

ミスターフリーダム⁉

今回も前回に引き続き、

セルジュ・ゲンズブールの曲で『はかない恋』(L’anamour)だワン。

この曲も前回と同じく

『ジェーン&セルジュ』

(原題:jane Birkin Serge Gainsbourg)

に収録されているワン🐕

↑このアルバムには、あの名曲『ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ』も

 収録されているので、一粒で二度おいしいワン🐕

『ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ』については、是非コチラを見てほしいワン🐕

かつて、レルがセルジュ・ゲンズブールに

抱いていたイメージ。

それは、

ウィリアム・クライン監督の映画

『ミスターフリーダム』に出演している俳優…

俳優…何故に?

歌手じゃなくて?

それには、こんな過去の話が起因しているのです。

その昔

ミニシアター系の映画館が隆盛の

時代がありました。

レルもよくミニシアターに足を運んで

映画を観ていました。

あれは、渋谷に行った時に立ち寄った、

ミニシアターでの出来事でした。

その頃、前述の

『ミスターフリーダム』(Mister Freedom 1968年公開)が

上映されていました。

そこにセルジュ・ゲンズブールの姿がありました。

その時の印象が、強烈に脳裏に焼き付いてしまい、

忘れられなくなり、歌手より俳優のイメージが強く残ってしまったのです。

ちなみに、この映画、実はゲンズブールが音楽を

担当しています。

三宮での再会

それから、暫くして、前回も出てきた

三宮のHMVでCDを見ていた時の事、

ふと手にしたコンピアルバムがありました。

『Pop à Paris more rockn’roll and mini skirts compilation2』

というコンピです。

ワクワクしながら、

ジャケットの裏面の曲目を見ていると、

一曲目にセルジュ・ゲンズブールの名前がありました。

その瞬間、ハッとして

『この人、ミスターフリーダムに出てた人だ‼』と記憶が蘇りました。

そして

『俳優なのに、歌まで歌っているのか…

 どんな感じか、一度聴いてみよう。』とレルを突き動かしたのだワン🐕

そんなことで、

試聴機を再生させると、

スローテンポなイントロが流れ。

続いて、ゲンズブールのボーカル、

それと共に、コーラスが入ってきたのです。

その瞬間、目頭が熱くなり、試聴ストップ。

何故かというと

カッコ良過ぎたのですね。

レルにとっては…

そして、

試聴で全て聴いてしまうのは、

勿体ないと思い

慌てて試聴機を停止したのでした。

これが、初めて聴いた

ゲンズブールの歌声だったと思います。

その印象はと言えば、

『え⁉この人俳優なのに、こんなに歌上手なんだ…』と

思ってしまったワン🐕

↓最初に出でくるお部屋が、とってもミッドセンチュリーモダンで溜息がでますね。

 インテリアもスペースエイジで申し分なし。レルはこんな時代に憧れるワン🐕

自分の部屋で

ゆっくり曲を聴き直したのですが、

やはり

思った通リ良かったですね。

まず冒頭のワウギターの歪みが

心を揺さぶられてしまいました。

それにオルガンサウンドも存在感を発揮しており

耳が心地良いのです。

次に

ゲンズブールの低音ボーカルと

コーラスとが絶妙なハーモニーを織り成し

途中から入る

ストリングスが追い討ちをかけ

それらが混然一体となって

耳管をすり抜けて脳内の聴感に迫って来たのです。

何とも言えず、ただカッコイイとしか表現できない自分がもどかしい。

さらに、旋律と、ゲンズブールの声と、フランス語の響きが三位一体となって

魂を貫き、ただただ、魅了されるばかりでした。

後になって知ったのですが、

ゲンズブールは、作詞・作曲、歌手、映画監督、俳優等

マルチプレイヤーだったのですね。

そう、

彼はまさしく総合芸術の旗手として、

当時のカルチャーを体現していたのですワン🐕


BGM,フレンチポップ

Posted by tonosamabatta