Millennium (ミレニウム)・Begin(ビギン)

カート・ベッチャ―率いる伝説のバンド・millennium(ミレニウム)
Millennium (ミレニウム)は1968年に結成されたアメリカのグループです。
グループの中心人物、カート・ベッチャーはソフト・ロックの代表格として名高い存在で、カート・ベッチャーが携わった曲は独特のコーラスアレンジがなされており、コーラスの魔術師とも言われています。
キャリアとしては1962年にゴールドブライアーズというフォークコーラスグループを結成し1965年に解散後、プロデューサーとしてトミー・ロウやアソシエイションのプロデューサーとして活躍しています。
その後1966年にボール・ルームというバンドを結成し、メンバーの入れ替え等あったものの、発展形としてミレニウムを結成、アルバム「ビギン」をリリースします。
また、「ビギン」のエグゼクティブ・コーディネーターはビーチ・ボーイズのプロデューサー兼ソングライターとして活躍していたゲイリー・アッシャーをむかえています。
まずはミレニウムの発表した唯一のアルバムBeginから、カートベッチャ―の代表曲、I Just Want to Be Your Friendをどうぞ。
その後のmillennium(ミレニウム)とカート・ベッチャー
ミレニウムのアルバム「ビギン」ですが、商業的に失敗し、グループは解散します。
アルバム全体が前衛的で実験的な雰囲気があった為、プロモーションがされなかった、というのが理由だと言われています。
中心人物であるカート・ベッチャーもその後、ソロアルバムをリリースしたり、エルトン・ジョンのコーラスとして活動していましたが、1987年に亡くなります。
そしてミレニウムの「ビギン」は、しばらくは忘れられた存在となり果てていましたが、日本のソフトロックブームで再び注目され、ソフトロックを代表する名盤として知られるようになりました。
次に、日本で発売された幻のシングル、5a.m.です。
以上、ミレニウムの「ビギン」を紹介しましたが、この2曲以外にも、斬新なメロディで始まる一曲目のインスト曲を始め、すべての曲がお薦めです。
至極のハーモニー・ワーク、ポップでサイケ、そしてマジカルな世界に浸りたいならぜひお薦めの一枚です。
リラックスして聴くのもよし、気分転換したいときに聴くのもよし、ぜひ心のサウンドトラックの一枚に加えてみてください。
ゲイリー・アッシャープロデュース・サジタリウスの「プレゼント・テンス」はミレニウムの前身となったバンド、ボール・ルームの未発表音源を利用した内容となっており、姉妹盤と呼ばれています。こちらのアルバムの記事はこちらをどうぞ↓
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