人気のインスタントカップ焼きそば・ソース味6種の食べ比べ。

4月 15, 2020ジャンクフード・B級グルメ,食べ物いろいろ

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: img_9814.jpg

普段一人ではできない、カップ焼きそば6種の食べ比べを行った!

こんにちは。今回は各メーカーのカップ焼きそば、主にソース味を選んで食べてみました。

カップ焼きそばと言えば東の「ペヤングソース焼きそば」に対して西の「日清焼そばUFO」が有名ですが、いざカップ麺売り場に出向いてみると、そこは群雄割拠の世界です!

所せましといろいろなカップ焼きそばが並べられています。いつの間にこんなにカップ焼きそばが増えたんでしょうか。

その中でも、ロングセラーで、皆さんも一度は名前を聞いた事のあると思われる焼きそばを6種選んで食べてみました!

下記がエントリーした焼きそばとなります。

・ペヤングソース焼きそば
・サッポロ一番オタフクお好みソース味やきそば
・日清焼きそばUFO
・エースコックスーパーカップMAX大盛り太麺濃い旨スパイシー焼そば
・明星一平ちゃん
・マルちゃん製麺カップ焼きそば
ふりかけやソースの形態など、どれをとっても違いがあります。

カップ焼きそばは、湯きりでカロリーダウン、減塩が可能!

それでは、以下の表をご参照ください。

ペヤングオタフクUFOエースコック一平ちゃんマルちゃん
総量120ℊ124ℊ128ℊ176ℊ135ℊ132ℊ
価格193円193円193円210円193円225円
カロリー544kcal520kcal556kcal672kcal607kcal491kcal
たんぱく質8.9ℊ9.2ℊ9.4ℊ11.8ℊ10.1ℊ10ℊ
脂質27.6ℊ22.1ℊ20.9ℊ21.6ℊ28.3ℊ14.1ℊ
炭水化物64.9ℊ71.1ℊ82.6ℊ107.5ℊ78ℊ81ℊ
食塩3.6ℊ4.2ℊ5.9ℊ7.7ℊ4.7ℊ4ℊ

今回エントリーしたカップ焼きそばの成分表示をざっとまとめたものです。

目を引くのがカロリーの圧倒的な高さです。これはカップ麺に比べて容量が多いからと思われます。これを見て、やっぱりカップ焼きそばは止めよう、と思われるかもしれません。でも実は、焼きそばは湯きりで塩分、カロリーが落とせます。

完全に落とすことはできませんが、例えば湯きりのお湯を多くする湯きりを2回するソースを半分残してかつお節をかける、などの方法で、カロリーダウンや減塩ができる可能性は残されています。

ちなみに、成分表の表示されている数字はあくまで、お湯を入れる前の全ての食材に含まれている成分の量なのだそうです。

以下のサイトを参考にどうぞ…。

https://q.hatena.ne.jp/1159129126

では、完全に個人的主観による感想ですが、各カップ焼きそばを紹介していきたいと思います。

①まるか食品ペヤングソース焼きそば

言わずと知れた東の雄、ペヤングソースやきそばです。発売日は1975年3月13日。40数年の長い歴史を誇ります。製造元のまるか食品は戦前から乾麺を製造していた老舗の食品メーカーです。

拠点は群馬県の本社を中心とした関東地方一帯となっています。大阪にも支店があるようなので、もっといろいろな商品を関西で販売してもらいたいです。

ちなみにお味の方ですが…ボソボソした細い麺(よく言えば縮れ麺風)に粉のソースが良く絡んだスパイシーな味わいです。食べているうちに口の中の水分も吸収されてしまうので、飲料水が必須です。

量も味も満足感があります。カップ焼きそばの代表といった感じで、手軽な美味しさが楽しめると思います。

ちなみに、中の具材はキャベツと肉?のようなもの。慣れた昔からの定番の味で、ほっと安心できる方も多いのではないでしょうか。

②サンヨーサッポロ一番オタフクお好みソース味やきそば

袋麺の王者、サッポロ一番からの刺客、オタフクお好みソース味焼きそばです。サッポロ一番系の麺って、やや太くて丸みがありますよね。

お味は、というと…以下、サンヨー食品のHPからの引用です。

オタフクソース株式会社と共同開発したオリジナルソースが決め手のレギュラーサイズのカップ焼そばです。
コシがあり、もっちりとした食感のナチュラルなストレートの中太めんです。
果実と野菜の甘みを引き立てた、フルーティでまろやかな焼そばソースに、食欲をそそる炒めたソースの香ばしい香りを合わせました。
キャベツのシャキシャキとした食感と肉そぼろのうまみが食欲をそそります。
「ふりかけ」を加えることで、アオサの磯の香りとかつお節、煮干しいわし、さば節のうまみが焼そばのおいしさを引き立てます。

https://www.sanyofoods.co.jp/products/4474/

本当に、その通りです。うまく説明してくださっている文章なので、あえてのまま掲載させていただきました。

一番の特徴はやはりオタフクソース。甘くてフルーティーでした。たくさんの焼きそばを同時に食べると、その特徴的なソースが際立ちます。スパイシーではなく、甘い焼きそばが好きな方はお薦めです。

③日清焼そばUFO

日清からのお馴染み、焼きそばUFOです。

日清からはカップ焼きそばとして、「日清焼そば」もありますが、今回は総力戦となる為、グレードが上と思われる「UFO]に参戦していただきました(あくまでも個人的見解なので日清焼きそば派の方はごめんなさい)。

ちなみに「日清焼そば」は袋麺と生麺でも展開される日清食品の代表選手でもありますが、UFOとは全く異なった経緯で販売されたものだそうで、両者は全く別物だと思ってください。

さて本題のUFOですが、ペヤングソース焼きそばより1年遅れて発売されています。発売当初から両者はライバル関係にあったと言えます。

また、前述のオタフクソースとも深い因縁があります。当初のUFOは、ソースの製造をオタフクソースに委ねていたそうです。しかし、いろいろあってオタフクソースと決別してしまい、何の因果か、オタフクソースはその後サンヨー食品と提携してオタフクソース味焼きそばを発売する事になるのです。

※もっとUFOについて知りたい方はウィキペディアをどうぞ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%B8%85%E7%84%BC%E3%81%9D%E3%81%B0U.F.O.

また話が横にそれてしまいましたが、UFOの味についてコメントします。

まずUFOのキャッチフレーズが「旨さ凝縮、濃い濃いソース!」というだけあって、一番味付けが濃いように思われます。スパイシーさというよりは、甘めのとんかつソースにウスターソースを少々加えたのような濃厚な味です。

オタフクソースに比べると甘さは控えめですが、ソース独特のフルーティーさも若干感じられます。他の焼きそば勢よりも際立った味の濃さが目立つ、という感じでしょうか。

麺自体も、あまりインスタント風ではなく、しっかりした丸めのやや太麺です。ある意味、ライバルのペヤングソース焼きそばと対局を為す、味と触感を楽しめます。

④エースコックスーパーカップMAX大盛り太麺濃い旨スパイシー焼そば

お次はエースコックのスーパーカップの焼きそばの登場です。

エースコックといえば、大盛りいか焼きそばが有名でしたが、2019年3月に精算を終了したのは記憶に新しいですよね。

そして今回は、エースコックの他のカップ焼きそばとしては、「モッチッチ」がありますが、あえてスーパーカップブランドのやきそばを取り上げてみました。

というのも、形や雰囲気からして、なんとなく大盛りいか焼きそばの後継?であると勝手に思ってしまったからなのです。

しかし、食べてみてそれは大いに間違っていたことが判明します。

とりあえずはエースコックのHPから引用した説明文をご覧ください。

しっかりとしたコシと弾力のあるスーパーカップ焼そば史上最太のめんです。

複数種のソースをこだわりのバランスで配合し、更に濃厚感を高めたソースです。MAXふりかけを入れることで最後まで食べ飽きない味わいに仕上げました。

https://www.acecook.co.jp/products/detail.php?id=1083

そうです。史上最太のめんなのです。

確か、大盛りいか焼きそばはもっと、ペヤング風の、いかにもインスタント麺、といった感じの細麺だったはずです。

でも、スーパーカップの焼きそばは本当に太くてしっかりしています。味も濃く、食感も含めて、屋台で食べる鉄板焼きそばに近い印象を受けました。生めんを食べたいのに売り切れていた場合は手に取ってみてください。

⑤明星一平ちゃん

5つ目に紹介するのは、明星一平ちゃんです。

明星といえば、カップラーメン食べ比べの際にお話ししましたが、日清食品の子会社であり、イオンのトップバリュのヌードルの製造元でもあります。

さて、安定した人気を誇る一平ちゃんですが、今回食べ比べではどういった印象をうけるのでしょうか…。

まず、一平ちゃんの最大の特徴であるマヨネーズをかけないことにしました。マヨネーズを封印する事によって、ソースと麺だけで公平に勝負できるようになると考えたからです。もしマヨネーズなしの一平ちゃんが大したことがなければ、それだけの焼きそばだったという事になります。

ところが、そういった心配をよそに、お湯を捨てる時点で、一平ちゃんは群を抜いていい匂いがしました。

ソースを混ぜる前の麺も何やら茶色っぽくて美味しそうです。食べてみると、期待通りの美味しさです。

何となくペヤングソース焼きそばに似た風味と食感です。

結果、一平ちゃんは充分、マヨネーズなしで勝負できる実力の持ち主でした。

⑥マルちゃん製麺カップ焼きそば

最後はマルちゃん製麺のカップ焼きそばです。

マルちゃんはカップ焼きそばの種類が多く、昔ながらのソース焼きそばごっつ盛りシリーズ焼きそば弁当シリーズ、焼きそばバゴーンシリーズなど、書ききれないくらいあります。

でも、全てのラインアップが店頭に並んでいるわけではありません。代表カップ焼きそばは、有名なシリーズから選ぶ必要があります。そこで、ごっつ盛りシリーズかマルちゃん製麺で迷いました。

結局、マルちゃん製麺を選びました。理由は単に食べてみたかったからです。

パサパサとしたインスタント麺の中に、生めんに近いマルちゃん製麺焼きそばを投入したら、どんな祭りになるか...想像しただけでも楽しそうですよね。

そして、食べてみた感想ですが…私の口にはあいませんでした!

このマルちゃん製麺焼きそばが発売された際には、皆がこぞって「革命だ!」と言っていましたが、どうでしょうか!?

まあ、ある意味革命です。麺は確かにマルちゃん製麺シリーズに恥じない美味しさだと思います。

コシがあって、ソースが良く絡み、もっちりとしています。

ただ、ソースが問題でした。

化学調味料の風味がきつくて、ひと昔前の東南アジアで売られているカップ麺の味のように思いました。

ただ、私個人の感想なので、「そこが美味しいんだよ!」と言われる方もたくさんおられると思います。

また、それまで食べたカップ焼きそばはノンフライ麺ではなく油で揚げた麺だったので、その風味によって化学調味料の味がわかりにくかった?のかもしれません。

ノンフライ麺のマルちゃん製麺は、調味料であるソースの味が全面に出てしまうのも理由かもしれません。

ちなみにネットの口コミでは美味しいと評価している方が圧倒的に多いので、まだ食べていない方は一度試してみてください!

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: img_9746-768x1024.jpg

すべてを食べ終えて…たまには食べ比べ大会で手抜きをおすすめ!

全てを食べ終えた感想ですが、これだけカップ焼きそばをそろえると、中身は全く違うものなんだな、と思いました。

何が一番美味しかったか?というと、甲乙つけがたいのですが、その時の気分や食べる時間帯・シチュエーションで変化をつけるのもアリだと思います。

ただ、この記事を書いていて、お腹が空いた際に食べたいなあ…と思ったのはペヤングでしょうか。

その時の美味しさも大事ですが、何となく次回も食べたくなるという中毒性も大事という事でしょう。

今回は、かなり個人的な嗜好が出てますので、皆様もぜひ食べ比べをして、お気に入りのカップ麺を見つけてみてください!

また、子供達とステイホームの毎日ですが、全国の保護者の方は毎日お昼ごはんのメニューにさぞ苦労されていると思います。

そこで、たまにはインスタントのカップ麺で食べ比べ大会をして手抜きをしてみてはどうでしょうか?

何気なく食べているカップ麺ですが、食べ比べる事によって、その味の特徴がさらにクローズアップされて、盛り上がる事間違いなしです!

※過去の食べ比べの記事は以下を参照ください