カップヌードルカレー味~日清、イオン、コープ、QTTAの食べ比べ。
カップヌードルカレー味~日清、イオン、コープ、QTTAの4種を食べ比べて見た。
今日は先日我が家で行った、食べくらべの第二回を紹介したいと思います。
今回のテーマはカップヌードル・カレー味。
前回に引き続きカップ麺の食べ比べとなります。
カップ麺は非常食としても優秀ですし、冬のハイキングの暖かい食料にもなります。なので、買っておいて損はありません。
ただ、味付けも濃く、栄養的にも毎日、毎週食べるものではありませんよね。
そこで、「食べ比べ大会」を開いて、普段食べないカップ麺を解禁し、いろいろなカップ麺を味見するのです。
もし、非常食として、いざカップ麺を口にした際に、「思ってた味と違う」「あのメーカーにしとけばよかった」というミスマッチを防ぐためにも有効な手段だと言えます。
とは言ってみましたが、単にいろんなカレー味のラーメンが無性に食べたくなった、というのが動機です…。
カレーヌードル4種の成分表示
さて、今回のヌードル4種の栄養成分を以下にざっとまとめてみました。
しょうゆと比べると、麺に対する具材の割合が多く、カロリーもやや高めです。麺は若干少なくなっているのに炭水化物の量が増えているという事は、具材のじゃがいものせいでしょうか。
また、カレーなのでスパイスで勝負しているせいか、しょうゆ味より塩分は控えめといったところです。
日清カップヌードル | 野菜のうまみとコク カレー (イオン) | コープヌードル カレー | QTTA | |
---|---|---|---|---|
金額 | 193円(税別) | 88円(税別) | 70~100円? | 180円(税別) |
内容量 | 87g(60g) | 83g(60g) | 82g(60g) | 86g(66g) |
熱量 | 422kcal | 386kcal | 380kcal | 374kcal |
たんぱく質 | 9.0g | 7.6g | 8.5g | 8.0g |
炭水化物 | 50.6g | 50.6g | 47.3g | 53.6g |
食塩相当量 | 4.4g(スープ2.2g) | 4.1g(スープ2.4g) | 4.3g(スープ2.5g) | 4.6g(スープ2.4g) |
ビタミンB1 | 0.21mg | 0.37g | 0.19g | 2.59g |
ビタミンB2 | 0.20mg | 0.32g | 0.24g | 0.31g |
カルシウム | 108mg | 103mg | 130mg | 155mg |
ここで気になったのが3点あります。
まずは日清カップヌードルカレー味が他のヌードル勢と比較してカロリーが10%高いという事。
これは、麺・スープ・かやくの量が全体的に変わらないのを見ると、スープ内の脂質分が多いという事かもしれません。
次に、トップバリュ・イオンのカレーヌードルのたんぱく質が他のヌードルと比べてやや低い点。
これは具材の肉類が少なめ、という事なのかもしれません。
そして、QTTAのカレーのビタミンB1が他3種と比べて抜きんでて多い事。
こちらはビタミンB1の元となる豚肉の量に差があるのか、と思いきや、具材の量や、たんぱく質はそれ程突出したものは見られません。
そこで、QTTAカレーの原材料をさらに調べると、酵母エキスを使用しているので、こちらに由来しているのかもしれません。
参考に、少し見づらいですが、以下の写真が各ラーメンの原材料です。
実際にラーメンを食べ比べてみる
イオントップバリュベストプライス・野菜のうまみとコクカレー
言わずとしれた、全国展開のスーパーマーケット・イオングループのお店で販売されているプライベートブランドのカレーヌードルです。
プライベートブランドですが、実際にヌードルを作っているのはあの明星食品になります。
以前の記事でも紹介しましたが、明星食品はあの日清の子会社なんですね。
というわけで、ヌードル的にも期待できる1品となります。
蓋を開けてみてみると、他の麺に比べて色が白いのがわかります。
麺自体は日清カップヌードルに近い、やや平べったく柔らかめです。
味の方は、そこまでスパイスを意識した味ではありませんが、バーモントカレー甘口を思わすような甘さです。これは好みが分かれると思いますが、辛いのが苦手な方にピッタリでしょう。
また、あまり味付けも濃くなく、食べているうちにこの甘さは玉ねぎなどの野菜の甘さなんだな、と思いました。個人的にはあっさりとしていてなかなか良かったと思います。
日清カップヌードルカレー
カップヌードルの元祖、日清カップヌードルのカレー味です。
お湯を入れてみて、やはり一番匂いがきつく感じられた商品です。
麺も、日清独特の、柔らかく、やや平べったい、スープが絡みやすいものとなっています。
具も多く、味付けも一番濃く、印象に残ります。
濃い味付けに慣れた方や、日清カップヌードルの信者の方は、他のヌードル勢が物足りなく感じると思うので、迷わず日清を選びましょう。
コープヌードルカレー
日本生協連・COOP(以下コープ)が販売しているプライベートブランドのコープヌードルのカレー味です。
このコープヌードル、コープを知らない方にとっては、ただの日清のマネをした怪しげなヌードルにしか見えないのですが、実はコープが日清と共同開発を行い、日清の工場で作られたものなのです。
なので、蓋を開けてみると、日清カップヌードルとそっくりです。やや、コープヌードルの方が具が少なく小さめ、といったところでしょうか。
お湯を入れると、匂いまで日清カップヌードルカレー味とそっくりです。日清カップヌードルカレー味の隠し味ともいえる、ピーナッツバターももちろん配合しているようです。
味の方は、ややあっさりめで、麺もやや細いように感じます。スープも、とろみが少ないように思います。
でも、日清カップヌードルカレー味と遜色のない食べ応えだと感じます。
この違いに気付く方は、よほどのヌードル通だと思われます。
QTTAカレー味
以上3種類のヌードルは全て日清勢と言ってしまってもいいかもしれません。
QTTAはマルちゃん・東洋水産のヌードルなので、全く別メーカーの製品となります。
まず、見た目から、麺が違います。平べったくはなく、立体的。ボソボソした感じもなく、柔らかすぎることもありません。ちょうどよい固さに感じます。
また、カレーの風味も全く別物です。ガラムマサラを使用した本格派で、なるほど、インスタントヌードルのカレー味に共通した昭和のカレー風味ではありません。
何かしら、カルディ感の漂う洋風カレー風味なのです。また、後からピリピリとした辛さも感じました。現代人のカレーに合わせた、こだわりのスープ、といった感じです。
麺もスープも日清勢3種のヌードルとは異なる、と言えるでしょう。
好みが分かれると思いますが、日清系のヌードルに飽きた方にはぜひお試しいただきたいヌードルです。
ただ、「日清カップヌードルが食べたいけどなかったのでQTTAにした」という理由でQTTAを食すると、やや物足りないかもしれません。
まとめ
- 節約したい場合・・・・・・・・・イオンかコープのヌードル
- 甘口が食べたい場合・・・・・・・イオンのヌードル
- がっつり濃い味を食べたい場合・・日清カップヌードルカレー味
- 日清系ヌードルに飽きた場合・・・QTTAカレー
という、またもやかなり個人的な見解を出しました。
今や、カップ麺は非常食として、なくてはならない存在です。特に、カレーの強烈な風味は食欲を増進し、いろいろな事へのやる気をアップさせてくれます。非常時こそ、カレー味のヌードルを食するべきではないでしょうか。
ただ、非常食や保存食として購入するのではなく、こういったイベント目的で購入するのも楽しいものです。
今、世の中では新型コロナウイルスが蔓延し、外出もままならない状態が続いていますが、こうして、お家でできるちょっとしたイベントで乗り越えていきたいと思います。
みなさんも、一度それぞれのヌードルを食べてみて、お好みのヌードルを見つけてくださいね!
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